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■Prologue

 自分の中の一番古い記憶――――それが何歳の頃の事なのかは、わからない。
 おぼろげな記憶。
 古い記憶。
 写真で想起される記憶。
 手掛かりは無数にあるものの、断定に至るまでの明確な証拠は存在しない。
 ただ。
「本当にもう、迷惑だよ」
 それが、自分の存在を定義する最初の言葉だったと言う事だけは、何となく覚えていた。
 自分と言う人間が、自分以外の人間にとって、どう言う存在なのか。
 どう言った意味を持っているのか。
 その疑問に対する回答は、既に出ている。
 何年経とうと、何を経験しようと、結局のところは最初のたった一つの言葉こそが、その答えなのだ。
 美しい紫紺の空を流れる雲も。
 幻のような景色の中に潜む、確かな証も。
 何もかもが、無駄なのか。
 何を経ても、どんな未来に身を投じても、誰と出会い、どのような愛を語ろうと、
 変わる事のない絶対の定義なのか。
 この命の舗装路は、長い長い確認作業の為の道でしかないのか。
 本当に大切な物は、身近な所にあると言う、あの有名な物語のように。
 記憶も意義も、源流に集約されてしまうのだろうか。

「そんな事はないさ」

 誰かが、言った。
 それは――――

 自分の声だった。

■第一章 【青い鳥症候群】


第01節 第02節 第03節 第04節 第05節 第06節 第07節 第08節 第09節 第10節

第11節 第12節

■第二章 【解離性症候群】


第01節 第02節 第03節 第04節 第05節 第06節 第07節 第08節 第09節 第10節

第11節 第12節 第13節 第14節 第15節 第16節



■第三章 【偽記憶症候群】


第01節 第02節 第03節 第04節 第05節 第06節 第07節 第08節 第09節 第10節

第11節 第12節 第13節 第14節 第15節


■第四章 【猫の目症候群】


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※現在休止中



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