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■Prologue

 子供の頃、見ていた景色。
 そこに妖精がいたかどうかは、定かじゃない。
 バッタを探して駆けずり回った草むらにいたような気もするし、
 好奇心だけで潜ってみた軒下の中でチラッと見かけたような気もする。
 今は、もう見えない。
 トトロがそうであるように。
 ネバーランドがそうであるように。
 妖精っていうのは、子供にしか見つけ出せないものなのかもしれない。
 ただ、これには諸説があって。
 実際にはそこにいるのに、観測出来ないだけ、なんていう話も存在している。
 物質の存在規定には、観測者の存在が絶対。
 要するに、例えそこにあっても、それを認識しないのであれば、ないのと
 同義であると言う考えだ。
 でもこれは、必ずしも正しいとは限らない。
 それじゃ、空気と言う存在を人間が解明する前は、空気はこの世には
 存在しなかったのか、と言う話になる。
 空気なんて、人間の五感で感じられるものでもない。
 観測はあくまで、生物が生命を誕生させ、それを維持できていると言う
 現状を分析し、その要因を見つけようと言う意図があり、その結果見つけることが
 出来たからこそ成り立つもの。
 人間や、その遥か昔から地球に息づく生物に、それを観測する術はない。
 ――――と、前置きはこの辺にしておいて。
 この世には、観測出来なくてもそこにいるモノが沢山ある。
 だから、やっぱり妖精だっている――――

 俺は、そう思う。



■本編


前編

中編


後編



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